FP有賀です。
FP協会の「一般会員」って何?
AFP、CFPを取得するか悩んでいる。
FP協会のサービスは元が取れる?
FP3級、FP2級、FP1級の方がいい?
といった疑問に答えます。
<結論>
- 費用対効果が「合う」→「AFP、CFP」を取得
- 費用対効果が「分からない」→「一般会員」で体験
- 費用対効果が「合わない」→「FP3級、FP2級、FP1級」を取得
ほとんど知られていないFP協会の「一般会員」を推奨しているFP有賀が問題を解決しますよ。
<もくじ>
FP協会「一般会員」とは?
FP協会の会員には、CFP、AFPのほかに、「一般会員」というものが存在します。
まったくアピールされていないんだけど、「一般会員」は、FP協会のいいとこどりができます。
「一般会員」の良いところ
「一般会員」は、試験なしで誰でもなれる
「一般会員」は、試験なしで誰でもなれます。
FP協会に「一般会員」の申し込みをするだけです。
AFPやCFPになるには、研修が必要ですが、「一般会員」は、研修もありません。
誰にでも会員になれるので簡単ですね!
「一般会員」は、FP協会のサービスを受けられる
「一般会員」は、FP協会の主要なサービスを、AFP、CFPと「ほぼ同じ」ように受けることができます。
- FPジャーナル→読める
- スタディグループ(SG)→参加できる
- FPイベント→参加できる
- 支部活動→参加できる
FP業務の受注だけは、「一般会員」は、できません。
FP協会の主要なサービスである、FPジャーナルも読めて、スタディグループ(SG)にも参加できれば十分楽しめます!
「一般会員」は、継続教育の義務がない
しかも、「一般会員」は、継続教育の義務がありません。
AFPは、15単位(時間)、CFPは、30単位(時間)の勉強が義務付けられていますが、「一般会員」は、勉強しなくてOKです!
だから、「FPジャーナルの継続教育テスト」を受けたりする必要もなし。
「継続教育」がないのは、ホントに嬉しいです!
「一般会員」は、費用が安い
さらに、「一般会員」は、費用が安い!
AFP、CFPの費用と比べると費用を抑えることができます。
取得「時」は、入会金の10,000円のみ!
取得「後」も、12,000円/年のみ!
継続教育する必要がないので、継続教育の費用は一切かかりません。
まさに、「一般会員」は、FP協会のいいとどりができます!
「一般会員」の悪いところ
「一般会員」は、AFP、CFPと名乗れない
唯一の欠点は、名乗り!
当然、「一般会員」なので、「AFPです!」「CFPです!」と名乗ることはできません。
まとめると。
- 名を取るなら「AFP、CFP」
- 実を取るなら「一般会員」
FP協会の費用対効果が「合う」or「合わない」
FP協会の会員になるとFP協会のサービスを受けることができます。
<FP協会の会員の種類>
- CFP
- AFP
- 一般会員
一方、FP協会の会員になると費用と手間が発生します。
FP協会の会員になるかならないかは、FP協会の費用対効果が「合う」か「合わない」かが決め手です!
費用対効果の「効果」=「FP協会のサービス」
費用対効果の「効果」=「FP協会のサービス」です。
特に、次の2つが大切です。
FP協会のサービスの中心である「FPジャーナル」を読みたいか?読みたくないか?
「スタディグループ(SG)」に参加したいか?参加したくないか?
「FPジャーナル」を読みたいし、「スタディグループ(SG)」にも参加したいなら、FP協会のサービスが「いる」ということです。
「FPジャーナル」を読みたくないし、「スタディグループ(SG)」にも参加したくないなら、FP協会のサービスが「いらない」ということです。
費用対効果の「費用」=「継続教育」と「取得時・取得後の費用」
費用対効果の「費用」=「継続教育」と「取得時・取得後の費用」です。
取得「時」も取得「後」も費用がかかります。
特に、取得「後」の費用は、FP協会のサービスを受けている限り、ずっと発生するので、費用に見合う効果があるか検討が必要です。
また、手間としてAFP、CFPは、「継続教育」が義務付けられています。
ちゃんと勉強する人は、継続教育が義務付けられていなくても自分で勝手に勉強します。
勉強しない人は、費用と手間をかけて「継続教育」をこなしているだけ。←お金と時間の無駄です!
手間に見合う効果があるか検討が必要ですね。
あなたの費用対効果は?
費用対効果が「合う」→AFP、CFPを取得
費用対効果が「合う」なら、AFP、CFPを取得しましょう!
AFP、CFPを名乗って、FP協会のサービスを使い倒すには、AFP、CFPがベストです。
例えば、スタディグループ(SG)に参加した時は、AFP、CFPの区分を聞かれます。
FP業務の受注もAFP、CFPならではのFP協会のサービスですね。
元が取れるように、FPジャーナルを読んで、継続教育もしっかりこなし、知識のブラッシュアップをしていきましょう!
費用対効果が「分からない」→一般会員で体験
費用対効果が「分からない」なら、とりあえず、「一般会員」になって、FP協会サービスを使ってみるのもあり。
AFP、CFPを名乗らなくていいけど、FP協会のサービスを受けたい。
だけど、継続教育が面倒とか、費用を抑えたいのでれば、下記がオススメです!
- FP3級+一般会員
- FP2級+一般会員
- FP1級+一般会員
1年ぐらいすれば、自分に合うか、合わないか、使うか、使わないかが分かるでしょう。
自分に合わなければ、一般会員を辞めればOK
もし、AFPを名乗りたければ、FP2級に合格し、AFP認定研修を受ければ、ですぐにAFPになれますよ。
費用対効果が「合わない」→FP3級、FP2級、FP1級を取得
費用対効果が「合わない」なら、FP3級、FP2級、FP1級を取得しましょう。
FP協会のサービスはありませんが、費用が抑えられます。
とりあえず、先に、FP3級、FP2級、FP1級を取得し、後で、必要になったら、AFPやCFPもしくは一般会員になることもできますよ。
FP協会のサービスは、他で代用できる
FP協会のサービスは、他で代用できることも多いです。
FP協会のサービスを他で代用する
FPジャーナル
実は、きんざいでもFPのための月刊誌「KINZAI ファイナンシャル・プラン」を出版しています。
FP有賀は、毎月、FP協会の「FPジャーナル」ときんざいの「KINZAI ファイナンシャル・プラン」の2誌を読んでいます。
「KINZAI ファイナンシャル・プラン」は、誰でも6,600円/年で購読できます。
もっと深く知りたければ、普通に書店に行って、必要な書籍を買って勉強してもOK
ネット書店で探せば、大抵の情報は揃います。
スタディグループ(SG)
FP限定の勉強会は、少ない。
学びたい分野で探せば、あなたにあった勉強会やもっと専門的な研修会もあるでしょう。
ちなみにスタディグループ(SG)は、全国に約250あります。
各20~30人くらいの「AFP、CFP」が参加していると仮定すると20~30人×250SG=5,000~7,500人。
重複している人も多いので、スタディグループ(SG)の参加人数は、約6,000人くらいと推計できます。
FP協会の会員数は約200,000人だから、参加率は、6,000÷200,000=約3%といったところ。
スタディグループ(SG)は、FP協会の大きなサービスのひとつですが、約97%の人は参加していないということでしょう。
FPイベント
FPフェアで講演やセミナーをする講師は、他でも講演やセミナーを行っています。
自分で探して、聞きに行ったり、著書を読んだりすることもできますね。
支部活動の運営
FP協会の出世コースを目指すなら、FP協会の支部活動の運営は外せません。
出世を目指さないなら、地域の活動を通じてFP活動を行ったり、自分で企画運営することもできるでしょう。
FP業務の受注
FP協会の信頼感から一般消費者からあなたに仕事がくる可能性はあります。
しかし、FP協会に頼らず自分でインターネット広告で集客したり、ブログやSNSで情報発信することもできます。
FP協会の「一般会員」まとめ
- 費用対効果が「合う」なら、「AFP、CFP」を取得しましょう!
- 費用対効果が「分からない」なら、「一般会員」で体験しましょう!
- 費用対効果が「合わない」ならい、「FP3級、FP2級、FP1級」を取得しましょう!
FP資格の大きな分岐点ですので、しっかり考えて、進路を決めることが大切ですね。