FP有賀です。
「FP3級、FP2級、FP1級」と「AFP、CFP」の違いは何だろう?
「FP3級、FP2級、FP1級」にするか、「AFP、CFP」か、どっちにしようか悩んでいませんか?
結論を言うと、次の通り。
- 国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」 → FP協会の会員に「ならない」
- 民間資格「AFP、CFP」 → FP協会の会員に「なる」
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」は、FP協会のサービスはないが、費用と手間があまりかからない!
民間資格「AFP、CFP」は、費用も手間もかかるが、FP協会のサービスを受けられる!
費用対効果が合わなければ、国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」を取りましょう!
費用対効果が合えば、民間資格「AFP、CFP」を取りましょう!
最初に、どちらかを決めると、もうどのFP資格を取るべきか悩まなくなりますよ。
国家資格FP1級と民間資格CFPの両方を持っている、FP有賀が解説します。
<もくじ>
「FP3級、FP2級、FP1級」と「AFP、CFP」の違い
「FP3級、FP2級、FP1級」と「AFP、CFP」の違い一覧
「FP3級、FP2級、FP1級」と「AFP、CFP」の違いを表にまとめました!
最大の違いはFP協会の会員に「なる」or「ならない」
大切なことを言います!
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」≠FP協会の会員
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」は、FP協会の会員になりません。
だから、FP協会からサービスは受けられませんが、費用と手間を抑えることができます。
民間資格「AFP、CFP」になる=FP協会の会員になる
一方、民間資格「AFP、CFP」になる=FP協会の会員になるということです。
FP協会の会員になるとFP協会からサービスが受けられますが、費用も手間もかかります。
費用対効果
費用対効果を詳しく見ていきます。
費用対効果の「費用」=「費用」+「手間」
費用対効果の「費用」は、お金がかかる「費用」と時間がかかる「手間」に分けることができます。
取得「時」と取得「後」にどのくらいの費用と手間がかかるか確認しておくと良いですね!
費用対効果の「効果」=「サービス」
費用対効果の「効果」は、FP協会の「サービス」です。
費用と手間に見合ったサービスが受けられるかがポイントです!
費用の違い
まずは、費用の違い。
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」が低コスト
費用は、国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」が低コスト。
なんたって受験料しか※かかりません。
※ここでは、絶対にかかる費用を比較しているので、もちろんテキスト、問題集、勉強するときのカフェ代、試験会場までの交通費とかは、別途かかります。
しかも、取得後は、0円。
一切お金がかかりません。神対応です。
民間資格「AFP、CFP」は、費用が数万円単位でかかる
一方、民間資格「AFP、CFP」は、取得時に受験料のほかにFP協会の会員になるため、入会金(10,000円)やAFP認定研修(50,000円~)などを受講する費用が数万円単位でかかります。
さらに、取得後もFP協会の会員として年会費(AFP12,0000円/年、CFP20,000円/年)などがかかります。
取得後の費用は、毎年ずーとかかるので、資格を取得する前に考えておきたいですね。
手間の違い
次に手間の違い。
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」が手間いらず
手間も、圧倒的に国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」がとっても手間いらず。
受験して合格すればOK。
何か研修を受講したり、合格後も資格を維持するために勉強したりする必要がないので、すばらしい。
民間資格「AFP、CFP」は、手間がかかる
一方、民間資格「AFP、CFP」は、取得時にAFP認定研修やCFPエントリー研修などを受講する手間がかかります。
研修の受講がAFP、CFPになる条件になっているので、必ず受講しなければなりません。
さらに、取得後もFP協会の会員として合格後も勉強してね!という継続教育が義務付けられています。
義務付けられている継続教育で、どのくらい勉強しないといけないかというと、2年間でAFPは15単位(15時間)、CFPは30単位(30時間)となっています。
サービスの違い
最後にサービスの違い
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」は、サービスなし
簡単に言うと、国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」は、サービスは、何もありません。
民間資格「AFP、CFP」は、サービスあり
一方、民間資格「AFP、CFP」は、FP協会の会員になるため、FP協会のサービスを受けることが出来ます。
「AFP、CFP」は、手間も費用もかかるけどサービスを受けることができます。
FP協会のサービスには、次のようなものがあります。
- 「FPジャーナル」を購読できる
- 「スタディグループ(SG)」に参加できる
- 「FPイベント」に参加し交流できる
など
充実のサービスです。
例えば、「FPジャーナル」というFP向けの雑誌が毎月発行され自宅に届きます。
FPとして知っておきたい、税制改正やFP実務家の活動などが特集されています。
毎月、しっかり読めば、元がとれそうですね!
有効期限の違い
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」は、一生有効
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」は、一生有効です。
合格すれば、「FP3級です」「FP2級です」「FP1級です」と一生名乗ることができます。
民間資格「AFP、CFP」は、2年
一方、民間資格「AFP、CFP」は、2年です。
義務付けられた継続教育を怠ると、「AFPです」「CFPです」と名乗ることは、できません。
「FP3級、FP2級、FP1級」と「AFP、CFP」どっちを取る?
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」にするのか、民間資格「AFP、CFP」にするのか、すぐ分かるフローチャート。
(1)会社から指示された
会社から指示されたFPを取りましょう。
選択の余地はありません。
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」の取得を指示する会社もあるし、民間資格「AFP、CFP」を指示する会社もあります。
担当部署に確認し、指示されたFPを取りましょう。
(2)費用と手間をかけたくない
費用と手間をかけたくないなら国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」です。
一方、民間資格「AFP、CFP」は、費用と手間がかかるけど、FP協会のサービスが受けられます。
(3)FP協会のサービスを受けたい
FP協会のサービスが不要なら国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」です。
一方、FP協会のサービスを受けたいなら民間資格「AFP、CFP」です。
あなたにオススメのFP資格
あなたにオススメのFP資格を紹介します。
費用と手間を抑えたい→国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」
費用と手間を抑えたいなら、国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」です。
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」は、国が認めた資格なので社会的な信頼性や信用性も高いです。
名刺に書いたときにFP1級など分かりやすいですね。
最大のメリットは、費用が受験料だけなのでとっても安い。
さらに、手間もかからず1回合格すれば、資格は、一生有効です。
サービスを受けたい→民間資格「AFP、CFP」
FP協会のサービスを受けたいなら、民間資格「AFP、CFP」です。
民間資格「AFP、CFP」になるということは、FP協会の会員になるということです。
FP協会の会員としての費用と手間がかかりますが、サービスが充実しています。
「FP3級、FP2級、FP1級」と「AFP、CFP」の違いまとめ
- 国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」 → FP協会の会員に「ならない」
- 民間資格「AFP、CFP」 → FP協会の会員に「なる」
国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」は、FP協会のサービスはないが、費用と手間があまりかからない!
民間資格「AFP、CFP」は、費用も手間もかかるが、FP協会のサービスを受けられる!
費用対効果が合わなければ、国家資格「FP3級、FP2級、FP1級」を取りましょう!
費用対効果が合えば、民間資格「AFP、CFP」を取りましょう!