FP有賀です。
「FP3級」「FP2級、AFP」「FP1級、CFP」のレベル感を知りたい
「FP3級」「FP2級、AFP」「FP1級、CFP」どのレベルを目指すか悩んでいる
「FP2級、AFP」で終わりにするか、「FP1級、CFP」にチャレンジするか考えている
といった疑問に答えます。
結論は、こちら。
- FP3級 → とりあえずやってみよっかな~レベル!
- FP2級、AFP → ちょい頑張ってみるレベル!!!
- FP1級、CFP → ガチでチャレンジしますレベル!!!!!
FP2級、FP1級、AFP、CFPをすべて受験したFP有賀がお答えします!
<もくじ>
FP資格のレベル
「FPレベル」の目標設定は大切
最初に、「FPレベル」の目標設定することが大切です!
FP2級、AFPを目標にするのか、FP1級、CFPにチャレンジするかによって、学習スタイルが変わるからです。
勉強しながら上を目指すのもありです。
また、勉強を始める「前」にどのレベルまで最終的に目指したいのか決めたるのもありです。
勉強を始める「前」に決めておくとムダがありません。
FP資格
国家資格(FP3級、FP2級、FP1級)と民間資格(AFP、CFP)があります。
FP資格のレベル感
FP資格のレベル感を簡単にいうとこんな感じ!
- FP3級 :初級レベル
- FP2級、AFP:中級レベル
- FP1級、CFP:上級レベル
「FP2級」と「AFP」は、同じ中級レベルと考えてOKです。
「FP1級」と「CFP」も同じ上級レベルと考えてOKです。
「FP1級」も「CFP」も最上位資格です。
FPを取った人のレベルじゃないですよ。
「FP資格」のレベルです!
FP3級でも素晴らしいFPは、たくさんいます。
FP1級やCFPでも、すっかり忘れちゃっている人もいます。
「FP資格」のレベルを見ていきます!
FPレベルの選び方
難易度、合格率、実務経験、勉強時間で「FPレベル」を選ぶ
合格した時の気持ちで「FPレベル」を選ぶ
合格したときのあなたの気持ちで選ぶとこんな感じ(予想)!
- FP3級 :合格して当然
- FP2級、AFP:よかった~合格できたよ!
- FP1級、CFP:やったー!ものすごい達成感!!狂喜乱舞!!!
合格した時の気持ちは、大切です!
FP3級は、少し勉強すれば、余裕で合格したなー合格して当然って感じ。
FP2級、AFPは、勉強したぞ!という気持ちとともに、よかった~合格できたよ!って感じ。
ガッツポーズあり!ビールで乾杯!わーい合格したー!って感じで、合格して浮かれることができます!
FP1級、CFPは、やったー!ものすごい達成感!!狂喜乱舞!!!
「合格」の2文字を見たときは、両手でガッツポーズして、狂喜乱舞します。←ホントの話。
ニヤニヤして、「どうしったの?」って周りの人に突っ込まれます。
ちょっと豪華なランチを食べて、夜も繰り出す!
FP1級、CFPは、合格するとものすごい達成感とともに、自信が持てます!!!←人生が変わるかもしれません。
難易度で選ぶ「FPレベル」を選ぶ
難易度で「FPレベル」を選ぶとこんな感じ!
- FP3級 :簡単
- FP2級、AFP:普通
- FP1級、CFP:難関
※FP2級とAFPは、同じレベル。
※FP1級とCFPは、同じレベル。
FP3級は、簡単です。
初心者にも、FP2級のための準備でも、受験の申し込みをしてから勉強を始めても合格できます。
とりあえず、簡単なところから始めよっかな?って人にオススメ。
FP2級、AFPは、普通です。
最も受験生も多い人気の難易度です。
会社とかでも取得が推奨されているレベル。
実際の生活でもFP2級、AFPレベルの知識が最も使われる。
ちょっと頑張って取ってみよっかな?って人にオススメ。
FP1級、CFPは、難関です。
はっきり言って、難しい。
1回で合格するには、相当の準備と努力が必要。
2~3回受験する浪人生活は当たり前の世界。
最高峰の難易度にチャレンジする者のみにFP1級、CFPの栄誉が与えられます。
FPのプロとしてやっていこうと本気で考える人にオススメ。
合格率で「FPレベル」を選ぶ
合格率で「FPレベル」を選ぶならこんな感じ!
- FP3級 約70%
- FP2級、AFP 約30%
- FP1級、CFP 約10%
※CFPの合格率は、約10%(6課目合格制)。
FP3級は、ちゃんと勉強していれば、合格できます。
不合格の人は、逆に、楽勝だろーと思って勉強を怠った人ですね。
FP2級、AFPは、3人に1人が合格する感じ。
ただ、会社とかで強制的に?受験させられている人もいる。
だから、実態は、もう少し高いかな。
頑張って取るには、ほどよい合格率ですね。
FP1級、CFPは、10人に1人が合格。
しかも、受験する10人は、ただの10人ではなく、FP2級に合格して「さらに上を目指そう」という10人。
受験会場の雰囲気が違います。
ガチ受験です。
CFPは、各課目の合格率は30~40%。
一見、合格率が高そうに見えるけど、6課目合格制。
毎回2~3課目に挑戦し、全6課目の合格を目指します。
最終的な合格率は、FP1級と同程度になります。
ちなみに6課目全課目一括の受験の合格率は約7%。
FP1級、CFPは、ちょっとやれば、誰でも合格できるとは、絶対に言いません。
本当に合格したい人が、正しい努力を積めば合格できる合格率です。
実務経験で「FPレベル」を選ぶ
実務経験で「FPレベル」を選ぶとこんな感じ!
- FP3級 :実務経験なしでOK
- FP2級、AFP:実務経験なしでOK
- FP1級、CFP:実務経験なしでOK
意外!
実務経験ないからって諦めなくて大丈夫。
実は、すべてのFP資格は、実務経験なしでOKです。
FP3級は、受験資格なしで受験できます。
FP2級、AFPは、実務経験なくてもFP3級合格で受験できます。
CFPは、実務経験がなくても「みなし実務研修」を受ければ受験できます。
FP1級は、FP2級合格+実務経験が1年以上で受験できます。
実務経験がないからFP1級は、無理かな…。諦めないでください。
実は、CFPならFP1級を受験できます。
CFPは、実務経験がなくても「みなし実務研修」を受ければ受験できるので、すべてのFP資格は、実務経験なしでOK!ということです!
勉強時間で「FPレベル」を選ぶ
勉強時間で「FPレベル」を選ぶとこんな感じ!
- FP3級 :1~2カ月
- FP2級、AFP:2~3カ月
- FP1級、CFP:3~4カ月+浪人期間
FP3級は、1~2カ月で合格できます。
受験の申し込みは、1~2カ月前なので、受験の申し込みをしてから勉強してもOKです。
FP2級、AFPは、2~3カ月は、勉強しましょう。
1回で合格したいなら、平日の通勤時間や土日も勉強時間に当てたほうが良いですね。
FP1級、CFPは、最低でも3~4カ月は、必要です。
あなたが使えるすべての時間を受験勉強に割いてください。
早起きする、通勤時間、昼食時間、帰宅後、寝る前、土日、長期休暇、スキマ時間…
いつでも勉強できる体制でガッチリやりましょう。
もし、落ちると次回の試験まで復習復習復習…を行います。
日常生活での役立ち度で「FPレベル」を選ぶ
日常生活での役立ち度で「FPレベル」を選ぶ
日常生活での「FPレベル」の役立ち度で選ぶとこんな感じ!
- FP3級 :個人として、知っておいた方がいいことを一通り学べるお金の教養レベル
- FP2級、AFP:普通の個人は、ここまで知っていれば詳しいレベル
- FP1級、CFP:マニアレベル
FP3級なら、一通り学べるお金の教養レベル!
一般消費者として、お金のことがよく分からないというのであれば、FP3級を学べばOK
年金、保険、金融、不動産、税金などを体系的に学べます。
老後の年金が不安だ!、生命保険って何?、給料から天引きされているお金は何だ?…
知っていることで、お金の不安を軽減できるでしょう。
FP3級じゃ物足りないのであれば、FP2級、AFPに進もう!
FP2級、AFPなら、詳しいレベル!
普通の個人は、FP2級、AFPまで取れば、詳しいレベルです
日常生活でのお金のことは、FP2級、AFPレベルで網羅できます。
会社員としてのお金、自営業としてのお金、社長としてのお金まで学べば、十分ですね!
さらに、FP2級、AFPの知識を持っていれば、銀行や保険会社などで「素人感丸出し」を防いで、「この人知っているな」と思わせることができるでしょう。
FP1級、CFPなら、マニアレべル!
無知な資産家は、知らないばかりにコンサルタント、金融機関、各種営業を信じ、散財します。
数年、数十年という時間をかけて「元」資産家に転落するのです。
「無知のコスト」です。
「知らないからよろしく頼むわ~」というのは、「無知のコスト」を払うということ。
もし、あなたが資産家、高所得者、企業オーナーなどであれば、FP1級やCFPは、「無知を既知にする」「学ぶ習慣を付ける」ことに役に立つでしょう。
知識を広げ、判断力を高めた上で、あなた固有の問題について専門家と相談することをおすすめします。
会社と仕事での役立ち度で「FPレベル」を選ぶ
会社での位置づけで「FPレベル」を選ぶ
会社での位置づけで「FPレベル」を選ぶとこんな感じ!
- FP3級 :通過点、入口
- FP2級、AFP:FPと名乗れるライン
- FP1級、CFP:ワンランクもツーランクも上の別格という感じ!
特に金融機関(銀行、保険、証券等)、不動産、士業(税理士、社労士等)で個人向けの仕事をしているなら、FP2級、AFPは、必須。
ここがスタート地点!
会社での反応で「FPレベル」を選ぶ
会社での反応で「FPレベル」を選ぶとこんな感じ!
- FP3級 :へー次のFP2級は、いつ受けるの?
- FP2級、AFP:合格したのおめでとう!(俺と同じレベルだな)
- FP1級、CFP:すげー!どうやって合格したの!(俺をいつの間に超えたのか…)
FP2級、AFPが標準です。まずは、FP2級、AFPを目指しましょう。
FP1級、CFPになると、一歩抜け出せます。
仕事での役立ち度で「FPレベル」を選ぶ
仕事での役立ち度で「FPレベル」を選ぶとこんな感じ!
- FP3級 :肩慣らし
- FP2級、AFP:普通のFP
- FP1級、CFP:選ばれるFP
プロとしてFPを行うならFP1級、CFP!
FP1級、CFPは、知識も着くけど、自分への自信につながる。
自信は、仕事に現れ、クライアントにも伝わるでしょう。
縦割りの専門分野型の資格が多い中、FPは横割り横断的な資格。
不動産も保険も税金も総合的に考えて、かつ、クライアントの希望や特性も満たすベストな提案を作る能力も磨かれます。
6分野を同時並行で学ぶFPは、複雑な問題を横断的に解決できるでしょう。
また、試験勉強で養う短時間で大量の問題を特能力は、仕事能力の底上げに繋がります。
真剣にFPを目指すならFP1級、CFPしかありません。
名刺に書けるかで「FPレベル」を選ぶ
名刺に書けるかで「FPレベル」を選ぶとこんな感じ!
- FP3級 名刺に書かない(もちろん書いてもOK)
- FP2級、AFP 名刺に書く
- FP1級、CFP 名刺を配りたくなる!
FP3級を取ったら、すぐにFP2級を受験する人が多いので、FP2級、AFPを取ってから名刺に書く人が多いです。
FP1級、CFPなら、会社の名刺を作り変えて、どんどん配りたくなります!
昇進、昇格、手当で「FPレベル」を選ぶ
昇進、昇格、手当で「FPレベル」を選ぶとこんな感じ!
- FP3級 :ほぼなし(落ちると心証マイナス)
- FP2級、AFP:要件とする会社あり
- FP1級、CFP:加点とする会社あり
FP3級は、入社時などに「受験してください(=当然、合格してください)」と言われたりします。
FP2級、AFPは、昇進や昇格の要件になっている会社もあります。
上を目指す、昇給したいなら、早めに要件は満たしておきましょう。
FP1級、CFPは、より専門性が高まるので、税理士や社労士などの資格を取った時と同じように、評価が加点されたり、手当がある会社もあります。
就職、転職で「FPレベル」を選ぶ
就職、転職で選ぶとこんな感じ!
- FP3級 :志望の強さをほんの少し感じ(学生ならFP3級も効果あり)
- FP2級、AFP:志望の強さを感じる
- FP1級、CFP:専門性を感じる
金融機関(銀行、保険、証券等)で個人向けの仕事をしたいなら、FP資格が求められています。
逆に、金融機関でも法人向けの仕事や、金融機関以外(製造業とか飲食業とか)では、評価されません。←人事部とか総務部とかなら可能性はありますが…
金融機関で個人向けの仕事をするなら、入社後に取ることとなるので、就職、転職時に取っておいてもいいですね!
FPレベルの選び方まとめ
超具体的に、独断と偏見で、FPのレベルについて見てきました!
- FP3級 → とりあえずやってみよっかな~レベル!
- FP2級、AFP → ちょい頑張ってみるレベル!!!
- FP1級、CFP → ガチでチャレンジしますレベル!!!!!
まずは、どのFPレベルまで取りたいか、目標を決めるといいですね!