FP有賀です。
FP1級(学科)の勉強時間は、何時間くらい？
FP1級(学科)の学習期間は、何カ月くらい？
FP1級(学科)の合格する計画の立て方は？
といった疑問に答えます。
＜結論＞
FP1級(学科)の勉強時間：200～400時間
FP1級(学科)の学習期間：3カ月～4カ月
FPについての卒業論文を2000年に書いてからずっと勉強しているFP有賀が解説します！
＜もくじ＞
FP1級(学科)の勉強時間は200～400時間(3カ月～4カ月)
FP1級(学科)の勉強時間と学習期間
＜FP1級(学科)の勉強時間と学習期間＞
- 勉強時間：200～400時間が目安！
- 学習期間：3カ月～4カ月が平均！
＜FP1(学科)級勉強時間の目安＞
- 平日：1～2時間(通勤時間、昼休、帰宅後、寝る前、スキマ時間に勉強)
- 休日：3～6時間(図書館やカフェで勉強)
1カ月の勉強時間の目安は、50～100時間※。
※平日20日×1～2時間＋休日8日×3～6時間＝50～100時間/月
＜FP1級(学科)学習期間の平均＞
FP1級(学科)の学習期間は3～4カ月、勉強時間は200～400時間しっかり勉強すれば合格できます！
もちろん、ベースとなる知識量、理解の速さ、覚えの良さ(忘れる速さ)、勉強の仕方、使う教材、性格…によっても多少差がありますよ。
次のFP1級(学科)試験に合格できる？
FP1級(学科)の勉強時間が1～2カ月
次のFP1級(学科)試験まで1～2カ月の人。
「合格できるか？」と考えている状態では、ほぼ無理です。
次の次のFP1級(学科)試験を目指しましょう！
それでも受験したいなら、「申込期間(受検申請受付期間)」に間に合えば、次回のFP1級(学科)は、お試し受験をしよう！
FP1級ならでは、会場の雰囲気を感じ、実際の試験問題を時間内に解いて、独特な解答用紙に記入する…これらに触れるだけでも収穫があります。
でも、いまから、FP1級(学科)の基礎編と応用編の両方に取り組むのは、ハッキリ言って無理。
比較的点数が上がりやすい応用編に絞って残りの1～2カ月勉強しよう。
本命の合格は、次の次のFP1級(学科)試験です。
FP1級(学科)の勉強時間が2～3カ月
次のFP2級試験まで2～3カ月の人。
結構厳しいが、かなり頑張れば、合格も可能。
大切なこと。
「申込期間(受検申請受付期間)」は、だいたい試験の2カ月前に受付終了となるので今すぐ確認しよう！
＜2～3カ月で合格できる可能性が高い人＞
- 前回の試験でFP2級に合格している。
- 前回の試験でFP1級(学科)に落ちたばかりだ。
- 勉強時間を月100時間くらい確保できる。
- 理解や覚えは早い方だ。
- 勉強に慣れている。
難しそうだったら、次の次のFP1級(学科)試験に挑戦するのが無難ですよ。
FP1級(学科)の勉強時間が3～4カ月
次のFP1級(学科)試験まで3～4カ月の人。
丁度よい！平均的な勉強時間の目安通り！
さっそく勉強を始めるのがいいですね。
6分野あるので1週間で1分野を攻略すると、約1カ月半で1回転できます。
今日から2カ月以内に1回転させるように勉強しよう。
どんなに遅くても試験1カ月前には、必ず1回転です。
残りの期間で2～3回転させてくださいね。
3～4カ月は、長いようであっという間。
しっかり勉強時間を確保して計画的に学習を進めよう！
FP1級(学科)の勉強時間が4～6カ月
次のFP1級(学科)試験まで4～6カ月の人。
少し余裕がある勉強時間。
6分野あるので1週間で1分野を攻略すると、約1カ月半で1回転できます。
少し時間をかけて、2週間で1分野を攻略すると、約3カ月で1回転できます。
試験2カ月前に、1回転でできれば、いい感じです。
1回転終わったら後は、回転数を上げるのみ。
2～3回転は必ずしましょう。
できれば、4～10回転。
何回転したか分からないくらいになれば、合格は近い！
試験1カ月前になったら過去問にも取り組んで万全の体制で試験に望みましょう！
FP1級の学科と実技は同時に受験できない
FP1級(学科)試験→FP1級(実技)試験の順で受験
FP2級は、同じ日に学科が午前、実技が午後に実施され、同時に受験できます。
一方、FP1級は、学科と実技は、別の日に実施されるので、同時に受験できません。
しかも、FP1級の学科に合格した人にのみ、FP1級の実技の受験案内が届きます。
まずは、目の前にFP1級(学科)試験の合格に全力を傾けましょう！
FP1級(学科)の勉強時間が4カ月増？
勉強する前に知っておいてほしいことがあってFP1級(学科)の合格率は約10％。
ということは、約90％は、不合格(＝浪人)という事実。
＜合格と不合格の勉強時間＞
- 合格：3～4カ月 ← おすすめ！
- 不合格：3～4カ月＋4カ月＝7～8カ月
FP1級(学科)に不合格となると、次のFP試験は、4カ月後です。
もし不合格の約90％の方に入ったとすると、勉強時間は、「3～4カ月＋4カ月×浪人回数」って感じ。
不合格(＝浪人)生活が長引かないように、きちんと準備してから受験することをオススメしますよ。
ケース別！FP1級(学科)の計画の立て方と勉強時間
FP2級受験後すぐFP1級(学科)を受験する人の勉強時間
FP2級受験後すぐFP1級(学科)を受験する人は、最もFP1級(学科)合格の可能性が高いです。
FP2級受験後すぐにFP1級(学科)の勉強に取り掛かりましょう。
＜FP2級受験後すぐFP1級(学科)を受験する人の勉強時間＞
- 勉強時間：FP2級2～3カ月＋FP1級(学科)4カ月＝6～7カ月
いままでのFP2級の勉強で高まった勉強の習慣をそのままFP1級(学科)に当てればOK。
FP2級試験から次のFP1級(学科)試験まで約4カ月あります。
約4カ月しっかりFP1級(学科)の勉強をすれば、最も合格の可能性が高いでしょう。
えっ。FP2級の合格発表を待って、FP2級の合格を確認してから、FP1級(学科)の勉強を始めたほうがいいのか？
なまぬるい！
FP2級試験から合格発表まで1カ月半くらい時間が空いてしまいます。
そーすると、すっかり忘れちゃうよね。
なにより、せっかく身についた勉強する習慣がすっかりなくなったりして。
でも。FP2級に落ちていたら・・・。
なにー！FP1級(学科)を目指す人がFP2級を落とすなどありえません。
FP2級合格は、絶対です。
80％、いや90％以上得点してFP2級は、合格してくださいね。
FP2級受験後すぐにFP1級(学科)の勉強に取り掛かれば、最もFP1級(学科)合格の可能性が高くなりますよ！
FP2級合格から数年後にFP1級(学科)を受験する人の勉強時間
FP2級の知識は、ないと考えてください。
もう一度言います。
FP2級の知識は、ないと考えてください。
FP2級の復習からFP1級(学科)の新しい知識の取り込みまで一気に学習するので、勉強時間を確保しましょう。
＜FP2級合格から数年後にFP1級(学科)を受験する人の勉強時間＞
- 勉強時間：FP2級2～3カ月＋FP1級(学科)3～4カ月－重複1カ月＝4～6カ月
数年ぶりにFPの勉強を再開して思うのこんな感じ。
- あーそんな制度あったなー → テキストを見て初めて思い出した
- こんな数字覚えたなー → 数字は覚えていない
- そんなのあったけ？ → すっかり忘れている
つまり、FP2級の知識は、ないということです。
ゼロベースで覚え直しが必要です。
知っていると解けるは違います！
「いやーそんなことは、ないよー」、「覚えているよー」という人は、FP2級の過去問を解いてみましょう。
＜FP2級(学科)の過去問の得点率＞
- 80％以上取れた→FP2級の知識はあり
- 60％以下しか取れない→FP2級の知識はなし
FP2級(学科)過去問を1回分60問を全部解いても1時間くらいで解き終わります(時間がなければ奇数問題だけ解いてもOK)。
この後のFP1級(学科)の勉強時間に比べれば、些細(ささい)な時間ですよ。
＜FP2級(学科)の過去問の得点率での勉強時間＞
- 80％以上：3～4カ月
- 80～60％：4～5カ月
- 60％以下：5～6カ月
スケジュールがギリギリだとすぐに、計画倒れになっちゃいます。
もし、次のFP試験まで2～3カ月ぐらいであれば、無理せず、次は「もう一度FP2級を受験」し、次の次でFP1級(学科)を狙うのもありですよ。←結構マジです！
勉強は順調に進むと思いがち。
学習を始めれば、当然、分からないところ、つまずくところが出てきます。
気合でなんとかなりません。
FP2級合格から数年後にFP1級(学科)を受験する場合は、すっかり忘れているので余裕を持ってスケジュールを立てましょうね。
勉強時間を確保して、しっかり勉強すればFP1級(学科)に合格できますよ！
FP1級(学科)の試験後にすぐ再チャレンジする人の勉強時間
FP1級(学科)の試験後にすぐ採点して、再チャレンジが確定した人は、次のFP1級(学科)試験までしっかり復習して次の試験に臨みましょう。
＜FP1級(学科)の試験後にすぐ再チャレンジする人の勉強時間＞
- 勉強時間：4カ月
4カ月しっかり取りましょう！
いやーいままで頑張ってきたし、ちょっと休憩してから再開しよっかな？
こらー
ちょっと休憩はOKです。
休みも大切です！
でも、その前にすることが！
紙に書きましょう(必ず手書き)
- 点数
- 落ちた理由
- 合格するための改善策
落ちた～。終わり。
では、もったいない。
今の気持ちをしっかり紙に書いておきましょう。
FP1級(学科)試験後の「ちょっと休憩する時間」は、1週間くらい。
休みすぎると、勉強する習慣を忘れちゃいますよ。
次のFP1級(学科)試験まで、約4カ月。
しっかりと勉強時間を復習に当てましょう。
FP1級(学科)の合格発表後から再チャレンジする人の勉強時間
FP1級(学科)の合格発表後に合否通知書を見て、再チャレンジが確定した人は、次のFP1級(学科)試験まで急いで復習して次の試験に臨みましょう。
＜FP1級(学科)の合格発表後から再チャレンジする人の勉強時間＞
- 勉強時間：2カ月半
合格すると思っていたのに、落ちた。。。
気持ちの切り替えが大切！
すぐ、勉強を再開しましょう！
悩んでいる時間はありません。
次のFP1級(学科)まで約2カ月半しかありません。
全部を勉強時間に当ててください。
なぜって？
ツメが甘いからですよ。
あと数点。
合格と不合格を分けるのは、ほんのちょっとです。
次回こそは、合格点を上回りましょう！
学科だけ合格、実技だけ合格の人も同じね。
学科と実技の完全合格に向けて、頑張っていきましょう！
FP1級(実技)は、FP1級(学科)の合格後に考えればOK
まずは、目の前の難関試験であるFP1級(学科)合格に勉強時間を割いてください。
FP1級(学科)合格が最大の山場です。
逆にFP1級(実技)は、難しくないので、FP1級(学科)合格後に考えればOKですよ！
FP1級(学科)の勉強時間まとめ
FP1級(学科)の勉強時間：200～400時間
FP1級(学科)の学習期間：3カ月～4カ月